四国遍路

Posted 7月 25th, 2014 by 川崎純情小町

私の妹は、生前は無宗教の人間だったけれど、亡くなる少し前、元気になったら四国遍路に行きたいと言っていた。
二十代の前半の、普通のおしゃれが好きな女の子だったうちの妹が、どうしてそう言ったのかわからないけれど、妹が亡くなったあと、それは私にとっては、妹の代わりになんとか果たしてあげたい悲願になった。

というわけで、四国遍路に行ってみた。
はじめは作法も何もわからなかったが、御先達さんに教えてもらって、一応作法も身につけて、白衣に身を包んで、四国八十八箇所をすべてまわってみた。
ぜんぶ歩いてまわったわけではなく、バスやタクシーやロープウェーも利用したので、厳密にいえばすべて徒歩でまわった人に比べれば随分楽な道程だったのだろうけれど、それでも結構時間はかかったし、足を挫いた中で雪の道を歩いたりしたことも、今では良い思い出であるし、それなりに学ぶことは多かった。

四国遍路を、単なる迷信だと言う人は、別の宗派の仏教の人の中にもいるし、何の迷いもあれでは覚めない、という人もいる。
それはそれで、理屈としては一理あるけれども、実際に行ってみたことのある者としては、やっぱり四国はすばらしいと思う。

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